水道蛇口交換は自分でできる|水道の蛇口の交換手順と道具・おすすめの専門事業者を解説
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水道の蛇口交換は、適切な準備と手順に従えば、業者に頼まずご自身で修理を行うことが可能です。しかし、ご自身で修理を行うにあたって注意しなければいけないポイントもあります。
本記事では、水道の蛇口を交換する際の手順をはじめ、専門業者に依頼する際のポイントも併せて解説します。
まずは、【完全ガイド】蛇口交換・修理の費用と手順|業者選びで失敗しない全知識と【保存版】蛇口交換を業者に頼む際の7つの選択肢とその料金相場で全体像を把握しておくと、万が一の時にも落ち着いて対処できるので、先に目を通しておくことをおすすめします。それでは、一緒にこのトラブルを乗り越えていきましょう。
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水道の蛇口交換は自分でできる

水道の蛇口が10年以上経過している場合や水漏れが発生している場合は、蛇口本体の交換を検討することをおすすめします。
冒頭でお伝えした通り、蛇口交換は、特別な技術や資格がなくても自分で行うことができます。
その際には、水道用のスパナやモーターレンチなどの特殊な工具が必要です。お持ちでない場合は、購入するかレンタルする必要があります。
ご自身で修理が行える一方で、取り外しや取り付けの際に力を加えすぎると部品が破損する可能性があるほか、不注意な取り付けによって水漏れが生じることもあります。
少しでも不安を感じる方は、ご自身で修理するのではなく専門の業者に依頼することを検討してみてください。
蛇口交換に必要な工具・道具の準備

蛇口交換をスムーズに行うためには、事前に必要な工具や道具、部品をしっかり準備しておくことが大切です。ここでは、蛇口のタイプや設置場所を問わず、基本的に用意しておきたいものと、あると便利な補助アイテム、入手先のポイントについて解説します。
基本の工具・道具リスト
- モンキーレンチ(またはスパナ)
蛇口や配管のナットを締めたり緩めたりするために必須です。可動式で口幅が変えられるものが便利です。 - 立水栓取付レンチ
台付きタイプ(ワンホール・ツーホール)や狭い場所での作業時に使用します。メーカーによってサイズが異なるため、交換する蛇口に合ったものを選びましょう。 - ドライバー(プラス・マイナス)
止水栓の開閉や、蛇口の固定部品の取り外し・取り付けに使います。 - シールテープ
配管のネジ部に巻いて、水漏れを防止します。幅13mm前後のものが一般的です。 - 歯ブラシや小さなブラシ
配管やネジ部の汚れ・サビを掃除する際に使用します。 - タオル・雑巾
作業中の水濡れや汚れ防止、残留水の拭き取りに役立ちます。 - 新しい蛇口本体・交換部品
交換する蛇口本体や、必要に応じてパッキン・逆止弁などの部品も用意しましょう。
あると便利な道具・補助アイテム
- 懐中電灯や作業用ライト(暗い場所での作業時に便利)
- ゴム手袋(ケガ防止や滑り止め用)
- ウォーターポンププライヤー(固着したナットの取り外しに)
- カッター(シールテープのカットや梱包材の開封に)
- 養生シートや段ボール(作業場所の床やシンク周辺の保護用)
工具・部品の入手先と選び方
ホームセンターや金物店でほとんどの工具・部品が購入できます。ネット通販では、蛇口や専用工具、消耗品も豊富に取り扱いがあります。
工具レンタルサービスを活用すれば、頻繁に使わない特殊工具も無駄なく準備できます。
蛇口本体やパーツは、設置場所や既存配管の規格に合ったものを選びましょう。不安な場合は、品番や写真を持参して店員に相談すると安心です。
注意点
工具や部材は余ることもあるため、購入時は必要な数やサイズをよく確認しましょう。
特殊な工具(例:ツバ出し器、パイプカッターなど)はレンタルできない場合もあります。
取り付けに必要なパッキンや逆止弁が蛇口本体に付属していないこともあるので、事前に内容物を確認してください。
水道の蛇口の交換手順

まず水道の蛇口交換の手順について解説していきます。
水道の蛇口にはワンホール・ツーホール・壁付きタイプがあります。それぞれの手順を紹介していきますので、ご自身で作業を行う際の参考にしていただけますと幸いです。
【ワンホール・台付きタイプ】蛇口交換手順
ワンホール・台付きタイプの蛇口の交換は、準備が整い適切な道具と新しい製品が揃っていれば、DIYで行うことができます。
ただし、古い製品は長期間使用されているため、取り外しに固着していたり作業中に問題が発生したりすることもあります。
自分での交換が不安な場合は、専門の水道工事業者に依頼することをおすすめします。
関連記事:関連記事:洗面台の蛇口交換で注意すべきポイントまとめ|蛇口タイプや種類・交換の方法流れについて解説
ここからは、ご自身で交換する手順をご説明いたします。
- 必ず水道の元栓を閉める(チェックする)
シンクや洗面台の下の給水管や給湯管にある止水栓を閉めても良いですが、経年劣化で止水栓を止めようとしたら給水管が折れてしまったなどといったトラブルが発生する可能性もあります。
「元栓の場所がわからない」「動かない」などの理由がない限りは水道の元栓を閉めてください。 - 既存のホースの取り外し
止水栓の上のナットをモンキーレンチでゆるめ、給水管と給湯管につながるホースを取り外します。
狭く暗い場所での作業になるため、持ち運びができる照明がない場合は、懐中電灯で照らすことで作業がしやすくなります。 - 既存の蛇口本体の取り外し
蛇口の裏側に取り付けられているナットを回して外し、蛇口本体を台の上から引き抜きます。 - 新しい蛇口の取り付け
取付穴の上から蛇口取付用の台座(アダプター)を、前後を確認してセットしプラスドライバーまたは六角レンチなど製品に合った工具で固定します。
蛇口本体はアダプターにセットして付属のネジで固定しますが、取付けの際は本体の向きを確認することが必要です。 - 逆止弁の取り付け
元の給水管に古いパッキンが残っていないこと、新しい逆止弁にパッキンが付いていることを確認し、新しい逆止弁を給水管・給湯管に取り付け、ホースをつなぎます。
作業の最後に、水道の元栓を開き水が正常に出ていることを確認します。そして、ホースの接続部や蛇口の設置部から水漏れがないかを丁寧に確認します。
これらのチェックが完了したら、作業は終了です。
【ツーホール・台付きタイプ】蛇口交換手順
ツーホールの台付きタイプの蛇口交換は、シンク裏側の狭い場所での作業やシンク本体を脱着する場合もあるため、専用工具や特殊な技術が必要になることもあります。
ご自身での作業が難しいと感じたときは、水道工事業者に依頼しましょう。
関連記事:関連記事:キッチン蛇口を交換する方法やポイント・注意点を解説
1.必ず水道の元栓を閉める(チェックする)
まず水道の元栓を止めてから作業に取り掛かります。
2.給水管・給湯管のナットを外す
まず向かって右側が水、左側がお湯の配管です。給水管と給湯管それぞれについてナットを回して外します。
また止水栓の上部にあるナットも緩めて外し、古いゴムパッキンや逆止弁が付着している場合は、これらを外して清掃しキレイにしておきます。
3.既存の蛇口本体の取り外し
蛇口の2つの穴それぞれの裏側に取り付けられているナットを回して外し、台の上から蛇口本体を引き抜きます。
4.新しい蛇口の取り付け
取付穴の上から新しい蛇口を差し込み、パッキン・ワッシャー(座金)・ナットの順に取り付けます。陶器製の洗面台などは、強く締めすぎるとヒビ割れてしまうことがあるので注意しなければいけません。
5.給水管・給湯管を接続する
新しい蛇口に給水管・給湯管をつなぎます。その際、必ず新しいパッキンを入れましょう。パッキンは付属品として蛇口についていないことがありますが、必ず新しいものに交換してください。水漏れの原因となります。
6.水漏れしていないかチェックする
水漏れしていないかを確認するために、まず水道の元栓を開きます。
そして水が正常に出ているかを確認します。配管の接続部や蛇口の設置部から水漏れがないかを注意深く確認します。これらのチェックが完了すれば、作業は終了です。
その他、水漏れをしない方法や蛇口トラブルを防止したい方などは下記の記事が参考になります。
関連記事:蛇口の水漏れをしないための方法|水漏れの原因と応急処置や修理が必要なケース例について解説
関連記事:洗濯機の蛇口(水栓)トラブルを防止する方法|水漏れの対応や蛇口交換の流れについて解説
【壁付きタイプ】蛇口交換手順

壁付きタイプの蛇口の交換は、多くの場合水道メーターのバルブを閉めて行います。
また、蛇口の取り外しが硬くて回らない場合に無理をすると壁内の配管を破損させてしまうので、無理な作業は禁物です。
1.必ず水道の元栓を閉める(チェックする)
作業を始める前に、まず水道の元栓を確実に閉めてください。
2.既存の蛇口本体の取り外し
蛇口本体と2つの取付脚をつないでいるナットを回して外し、蛇口を取付脚から外します。
3.既存の蛇口本体の取り外し
既存の蛇口本体を取り外す際には、配管に接続されている取り付け脚を反時計回りに回して外します。
配管を傷つけないようゆっくりと作業してください。特に建物の経年劣化により、壁内の配管が弱くなっている場合があります。
そのため、取り外し時に配管が一緒に回ってしまったり、破損したりする可能性があります。修繕が大がかりになることも考えられますので、作業には細心の注意を払ってください。
4.接続部分の清掃を行う
配管と蛇口の接続部分にたまったゴミやサビを取り除き、使い古しの歯ブラシなどで掃除します。古いシールテープもキレイに取り除きましょう。
ここにゴミが残っていると、水漏れの原因となります。
関連記事:【種類別】蛇口をピカピカにする掃除方法を汚れの種類別で解説
5.新しい取付脚にシールテープを巻く
新しい取り付け脚を壁に取り付ける際には、取り付け脚と壁の接続部分のネジにシールテープを巻きます。
シールテープを均等に力を入れながら、時計回りに7~8回ほど巻き付け、ネジ部分を壁の穴と同じ大きさに調整します。
6.取付脚を壁に取り付ける
取り付け脚を壁に取り付ける際には、まず2つの取り付け脚を時計回りに回しながら壁に取り付けます。
左右の取り付け脚が八の字の形になるように、注意して取り付けてください。このとき、蛇口本体が水平になるように調整することがポイントです。
取り付け脚を回しすぎたり少しでも反時計回りに戻して回した場合は、シールテープの巻き付けからやり直す必要があります。
これを怠ると、水漏れの原因となる可能性がありますので注意が必要です。
7.新しい蛇口の取り付け
取付脚のナットに付属品の新しいパッキンをはめてから、新しい蛇口のネジ部分にナットをはめて締め付けます。
8.水漏れしていないかチェックする
水道の元栓を開き、きちんと水が出ているかを確認。接続部分から水漏れがなければ完了です。
よくある疑問とトラブルシューティング

蛇口交換に挑戦する際や作業後には、思わぬトラブルや疑問が発生することがあります。
蛇口が固くて外れない・回らない
固着している場合は、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーを使い、ゆっくりと力をかけて外します。それでも動かない場合や配管ごと回りそうな場合は、無理をせず専門業者に相談してください。
新しい蛇口がうまく取り付けられない・ネジが合わない
既存の配管や蛇口の規格を再確認しましょう。ネジ径や取り付け穴のサイズが合っているかも確認する必要があります。規格が異なってもアダプターで対応可能な場合もあります。
テープやパッキンの残りや糊、配管のズレなどもつかない原因になります。無理せず作業しましょう。
換後、水の出が悪い・出ない
配管内にゴミや異物がつまっている可能性があります。蛇口やストレーナー(フィルター)を一度取り外して掃除し、再度取り付けてください。
水道の蛇口交換が出来ないときは専門事業者に依頼がおすすめ

自分で蛇口の交換に取り組んでみたけど「やっぱり自分には難しくて出来なかった」「これ以上やると壊れそう」というときは、蛇口交換の専門業者に依頼を検討してみましょう。
水道蛇口交換工事を頼める業者とは?
水道の蛇口交換工事を依頼する際は、主に水道事業者や家電量販店・ホームセンターに相談することが一般的です。
それぞれの事業者が得意とする施工内容は異なるため、自身の希望する修理内容やリフォーム内容に最適な業者を選ぶことがポイントといえます。
1.水道事業者
水道事業者は、水漏れなどの水道トラブルを解決するだけでなく、水道設備の取り付け工事も行っています。幅広い選択肢があり、大手企業から個人事業者までさまざまですが、安心して依頼できる業者を選ぶのは重要です。
また蛇口の購入と工事をセットで依頼する場合、水栓の種類が限られることもありますので、注意が必要です。
関連記事:蛇口交換はどこに依頼すべき?事業者別の特徴と料金相場・メリットやデメリットを解説
2.家電量販店・ホームセンター・住宅設備会社
家電量販店やホームセンター、そしてネット上の住宅設備販売などで蛇口を購入する際には、同時に工事も依頼することができます。
セールやポイント還元などの特典を利用して、お得に水道蛇口を入手することも可能です。
これらの店舗やサイトでは、提携している水道事業者による施工を手配することが一般的です。ただし依頼する際には施工業者を自分で選ぶことができず、当日まで担当者が確定しないというデメリットもあります。
失敗しない水道蛇口交換事業者の選び方|まとめ
水道の蛇口交換は、適切な工具をそろえ、正しい手順に沿えば自分でも対応できる作業です。モンキーレンチや立水栓取付レンチ、シールテープ、新しい蛇口本体やパッキンなどを事前に準備し、必要に応じてレンタルも活用するとスムーズに進められます。
作業時は必ず元栓を閉め、既存蛇口の取り外し後に接続部の清掃と新しいパッキンの使用、水漏れチェックを丁寧に行うことが重要です。ワンホール・ツーホール・壁付きなど蛇口の種類により手順が異なり、特に壁付きタイプは配管破損のリスクがあるため、固着して回らない場合は無理をせず作業を中止し、専門業者への相談を検討すべきです。
自分での作業が不安な場合や工具・技術が不足している場合は、水道事業者や家電量販店、ホームセンターなどに依頼する方法があります。施工内容や選べる水栓、担当業者の体制をあらかじめ確認し、安全性と希望に合う信頼できる事業者を選ぶことが大切です。
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