洗面台の蛇口交換で注意すべきポイントとリスクまとめ|蛇口タイプや種類・交換の方法流れについて解説

この記事のポイントは?
1.洗面台蛇口交換前に確認すべき基本ポイント

蛇口の取付穴(ワンホール・ツーホール)と排水方式(ポップアップ・ワンプッシュ・ゴム栓)を確認し、海外・アンティーク製品の場合は規格や穴サイズの違いに注意して選定することが重要です。

2.蛇口・洗面台の寿命と交換判断の目安

蛇口パーツは4~5年、蛇口本体は10年以上、洗面台本体は15~20年が寿命目安です。水漏れ箇所や使用年数から、パーツ交換で済むか、蛇口本体や洗面台全体の交換が必要かを見極めることが大切です。

3.DIY交換のリスクと業者依頼の検討

DIYは水漏れや漏水事故、作業途中での断念、電気工事の法令違反、工具や部材のムダ買いなどのリスクがあります。不安がある場合や電源が関わる蛇口は、最初から専門業者に依頼するほうが安全で結果的に得策です。

本記事では、洗面台の蛇口交換を検討した際に抑えたいポイントを解説していきます。

交換作業の前に確認したいポイントから『交換作業の方法』や『蛇口や洗面台の寿命年数』などを解説します。

洗面台の蛇口交換を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

まずは、【完全ガイド】蛇口交換・修理の費用と手順|業者選びで失敗しない全知識【保存版】蛇口交換を業者に頼む際の7つの選択肢とその料金相場で全体像を把握しておくと、万が一の時にも落ち着いて対処できるので、先に目を通しておくことをおすすめします。それでは、一緒にこのトラブルを乗り越えていきましょう。

洗面台の蛇口交換で注意すべきポイント

毎日使用する洗面台の水漏れや不具合は、緊急性のある修理箇所になります。では洗面台の蛇口の水漏れや不具合・劣化などが気になってきた場合はどうすればよいのでしょうか。

洗面台全体の交換が必要となるケースもあれば、蛇口など一部分の交換で済む場合もあります。

まずは、洗面台の蛇口交換で注意すべきポイントをお伝えしていきます。

蛇口の取付穴のタイプを確認

今使用している洗面台の蛇口の取付穴(タイプ)を確認しましょう。取付穴とは、洗面台の蛇口と取り付けるための穴のことをいいます。

一般的な取付穴には

  • ワンホール
  •  ツーホール

の2種類です。

洗面台でよく使用される蛇口タイプ

次に、現在使用されている洗面台の、蛇口タイプを確認しましょう。

一般的な蛇口タイプは主に4種類あります。

  • ワンホール/シングルレバー混合水栓
  • シングルレバー/ツーホール混合水栓
  • ツーハンドル/ツーホール混合水栓
  •  洗面用シングルレバー式洗髪シャワー混合水栓

では1種類ずつ、簡単に説明していきます。

ワンホール/シングルレバー混合水栓は、蛇口用の穴が1つのタイプです。お水とお湯の切り替えも1つのレバーで調節します。

シングルレバー/ツーホール混合水栓は、蛇口用の取付穴として2つが用意されているタイプです。シングルレバーなので、こちらもお水とお湯の調整は1つのレバーで行います。

蛇口用の取付穴が2つ用意されているのがツーホールタイプです。ツーハンドルは、お水とお湯の出し分けを2つのハンドルで行います。

洗面用シングルレバー式洗髪シャワー混合水栓は、レバーと蛇口本体が分かれているものを指します。

お水とお湯の調節は1つのレバーで行うタイプです。

関連記事:洗濯機の蛇口(水栓)トラブルを防止する方法|水漏れの対応や蛇口交換の流れについて解説

海外メーカー蛇口は取付穴のサイズも確認

インスタなどで見栄えが良いと人気が高まっているのが「海外メーカーの蛇口」です。

海外メーカーの蛇口を使用する場合、国内製品と規格が異なることがあるため、取付穴のサイズが合っているかどうかを確認するようにしてください。

またアンティーク製品にも注意が必要です。アンティーク製品も海外メーカーのものが多く、規格が異なる場合があります。

使用したい洗面台や蛇口が決まっている場合は、取付穴のサイズが国内製品のものと同じかもしくは異なるのかを確認しましょう。

異なっている場合は、そのケースでも工事を請け負ってもらえるかどうかの確認を業者に取る必要があります。

排水方式のタイプ

蛇口の次は、排水方式タイプの確認です。排水方式とは水が流れていく部分の穴タイプのことをいいます。

主な排水方式は3種類あります。

  • ポップアップ式
  • ワンプッシュ式
  • ゴム栓式

ポップアップ式は「引き棒」がついているタイプの排水方式です。

洗面ボウルに水を溜めたいときは引き棒を上げ、水を流したいときは引き棒を下げることで排水栓を操作して使用します。

ワンプッシュ式は、洗面ボウルに水を溜めたいときも水を流したいときも、排水栓の動作は引き棒を押すのみで操作するタイプです。

ゴム栓式には引き棒は付属していません。洗面ボウルに水を溜めたいときは、排水口にゴム栓のフタをするタイプをいいます。

ゴム栓式をポップアップ式やワンプッシュ式に変更したいケースでは、洗面ボウルや洗面台全体の交換が必要となる場合が多いです。

また、今お使いの洗面台で各操作パーツが蛇口とくっついている場合において、ボップアップ式からワンプッシュ式に変えたいときも工事が大がかりとなる可能性があるので気を付けることが必要です。

製品寿命の確認

ここまでは、蛇口の構造別に注意すべきポイントについてお伝えしてきました。

どのタイプの蛇口を使用している場合でも、気を付けて見ていただきたいポイントがあります。それは「製品寿命」です。

蛇口まわりから水漏れが起き蛇口交換を検討している場合は、まず「蛇口の製品寿命」を確認してください。

おおよその製品寿命は以下の通りです。

蛇口パーツ 4~5年
蛇口本体 10年以上
洗面台本体 15年~20年

洗面台の通り付けから5年以内の場合は、蛇口パーツの劣化が原因かもしれません。必要なパーツのみの交換で済むケースが多いです。

蛇口を使用して10年以上経っている洗面台であれば、蛇口本体の劣化の恐れがあります。

20年前後使用した洗面台の場合、本体全体の交換が必要となるかもしれません。洗面台の思わぬ部分にヒビや劣化が起こっていることもあるので、素人目の確認で終わらせずに一度業者に確認してもらうことをおすすめします。

関連記事:【蛇口の水漏れ無料相談】水道局指定業者の蛇口専門チーム

DIYで蛇口を交換する際の注意点・リスク

DIYで蛇口を交換する際の注意点・リスク

DIYで洗面台の蛇口交換を行う際には、次のようなリスクや注意点があります。作業を始める前に、必ずご確認ください。

DIYでの蛇口交換はすべて自己責任です。万が一トラブルや事故が発生した場合も、自分で対処しなければなりません。不安がある場合や、配管が古い・特殊な場合は、最初から専門業者に依頼するのが安心です。

水漏れ・重大事故のリスク
蛇口交換は一見シンプルに見えますが、配管接続が甘いと水漏れが発生しやすくなります。特にマンションなど集合住宅の場合、階下への漏水事故につながる恐れがあり、思わぬ損害賠償問題に発展するケースもあります。

作業途中での断念や元に戻せないリスク
途中で「やっぱり自分では難しい」となった場合、元に戻せなくなったり、急遽業者を呼ぶことになる場合があります。事前に作業工程や必要な道具・部材を十分確認し、少しでも不安があれば無理をしないことが大切です。

資格が必要な作業に注意
給排水のみの工事であれば資格は不要ですが、タッチレス水栓など電源を必要とする蛇口の交換には第2種電気工事士以上の資格が必要です。無資格で電気工事を行うと法律違反になるため、必ず専門業者に依頼してください。

余った部材や工具のコスト
必要な部品や工具はホームセンターやネット通販で揃えられますが、多くの場合はロット単位での購入となり、使わない部材が余ることがほとんどです。結果的にコストがかさみ、プロに頼むのと総額で大差なかったというケースもあります。

洗面台で使用される蛇口種類

ここからは、洗面台で使用される蛇口の種類別にそれぞれ解説していきます。

ワンホール/シングルレバー混合水栓

ワンホール/シングルレバー混合水栓は、洗面台についている取付穴が1つのタイプの蛇口です。水とお湯の調整はレバーで行うのですが、調整は1つのレバーで行います。

ワンホール/シングルレバー混合水栓を使用するメリットは、レバーの操作を簡便に行えることです。

レバー1つで水を流したり止めたりや水の温度を変更できます。

ツーホール混合水栓

ツーホール混合水栓は、蛇口の下部に取付穴が2つついている横長の台が土台となっているタイプの蛇口です。

国内メーカーでは、洗面台天板に取り付けられているタイプが、このツーホール混合水栓となります。

国内主要メーカーであれば、穴と穴の距離が各社共通の102mmなので、同じ蛇口タイプであるならばメーカー互換性があります。

洗髪シャワータイプ混合水栓

洗髪シャワータイプ混合水栓は、蛇口とレバーが別の位置に取り付けられているタイプです。

一般的な洗面台では、このタイプが多く用いられています。蛇口とシャワーが一体化しているので、洗髪に使えるほか洗濯や子どもの上履きを洗うなど、様々な用途に使用できるのが利点です。

レバーは1つで、レバーの左右と上下で水量や温度を調整します。

「コンビネーションタイプ」と呼ばれることがあるのですが、「スリーホールタイプ」といって、蛇口・水のハンドル・湯のハンドルの3つがそれぞれの穴で設置されるタイプもコンビネーションタイプと呼ばれることがあります。

そのため、コンビネーションタイプと表記のあるものを個人で購入する場合は、必要な蛇口と合っているか、よく確かめるようにしてください。

蛇口交換に準備するもの

交換する蛇口の見当がついたところで、ここからは蛇口交換に必要な工具などについて解説していきます。

必要な工具は以下の通りです。

  • L型締め付け工具またはトラップレンチかモンキーレンチ

蛇口交換を行うには、洗面台の下に入り込む必要があります。そのためL型締め付け工具があると便利です。

L型締め付け工具はL字型洗面レンチと呼ばれることがあります。

ただし、蛇口取り付けナットのサイズは多岐にわたる一方で、L型締め付け工具は高価なため、作業スペースに問題がないのであればトラップレンチやモンキーレンチでも使用可能です。

洗面台の蛇口交換の方式と流れ

では、洗面台の蛇口交換の流れをお伝えしていきます。

おおまかな流れは以下の通りです。

  1.         水道の元栓が閉まっているかを確認
  2.         古いホースを取り外す
  3.         蛇口を外す
  4.         新しい蛇口を取り付ける
  5.         逆止弁を取り付ける
  6.         給水ホースをつなげる
  7.         水道の元栓を開き、水流や水漏れがないかを確認する

作業ごとに解説します。

①水道の元栓が閉まっているかを確認

作業を始める前に、水道の元栓が閉まっているかを確認しましょう。

閉める水道栓は、洗面台下についている止水栓ではなく、家全体の水を管理している元栓を閉めてください。

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②古いホースを取り外す

次にバケツとタオル類を用意します。

バケツやタオルを、洗面台下に通っている給水管と給湯管部分を囲うように置き、止水栓より上の部分のホースを外します。

バケツやタオルは作業の際にこぼれ落ちる水を受けとめるために用意しておきます。

③蛇口を外す

洗面台下にある古い蛇口のナットをゆるめます。その後洗面台の上から蛇口を引き抜いてください。

蛇口を抜いた後は、蛇口があった穴の部分を綺麗に掃除します。

④新しい蛇口を取り付ける

新しい蛇口をはめ込み、蛇口の向きを合わせてナットで固定します。

⑤逆止弁を取り付ける

逆止弁を給水管・給湯管の両方の止水栓に取り付けます。寒冷地仕様の蛇口には、逆止弁がついていないので作業の必要はありません。

⑥給水ホースをつなげる

逆止弁もしくは、寒冷地仕様蛇口の場合は止水栓に給水・給湯ホースをつなげます。

⑦水道の元栓を開き、水流や水漏れがないかを確認する

最後に水道の元栓を開き、水を通して流れに問題がないかを確認してください。蛇口から水が勢いよく出るか、途中に水漏れ部分がないかを確認します。

関連記事:自分で蛇口交換(DIY)の際に注意すべきポイントまとめ|キッチン(台所)の蛇口種類と交換方法を解説

洗面台と蛇口の交換時期はここで分かる!

先述では、蛇口や洗面台の寿命についてお伝えしました。では、どこのパーツに問題があるのか把握するためのポイントを解説していきます。

蛇口からの水漏れ

蛇口パーツの寿命は4年~5年、蛇口本体の寿命は10年程度です。

蛇口からの水漏れがある場合、まずはパッキンやカードリッジなどの劣化を疑います。多くの場合はパーツ交換で水漏れが直るようです。

けれどもパーツ交換でも水漏れが改善できない場合は、蛇口本体の交換が必要となります。お使いの年数とも合わせて、検討するようにしましょう。

関連記事:蛇口の水漏れをしないための方法|水漏れの原因と応急処置や修理が必要なケース例について解説

シャワーホースの水漏れ

洗髪シャワータイプの蛇口の場合、シャワーホース部分からの水漏れが起こりえます。ホース部分からの水漏れのため、洗面台下の戸棚から水が漏れてやっと気づくということもあるようです。

シャワーホースの水漏れの場合、洗面台全体の交換に至ることは少なく、シャワーホースを含めた蛇口の交換で済むケースが多いです。

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洗面ボウルのヒビ

洗面ボウルにヒビが入ってしまうと、ひび割れ部分から水漏れが発生する場合があります。特に陶器製の洗面ボウルの場合は、重くて固いものを落とすことで割れてしまうケースです。

ヒビが入った直後は水漏れが起こらなくても、徐々にヒビ割れ部分から劣化が進むこともあります。

物を落としてヒビが入ってしまった場合は、できるだけ早い段階で洗面台交換を行いましょう。

水漏れによるカビの発生

洗面台下で気づかないうちに水漏れが発生していた場合、洗面台下のキャビネットや収納部にカビが発生することがあります。

すでにカビがたくさん生えてしまった後では、完全に除去するのは至難の業です。

水漏れの修理自体はパーツの交換のみでまかなえる場合でも、洗面台全体の交換が必要となります。

関連記事:【種類別】蛇口をピカピカにする掃除方法を汚れの種類別で解説

洗面台の蛇口交換まとめ

今回は洗面台の蛇口交換について解説しました。

洗面台の蛇口交換では、まず取付穴の種類(ワンホール・ツーホール)と排水方式(ポップアップ・ワンプッシュ・ゴム栓)を確認し、海外製やアンティーク製の蛇口は規格・穴サイズの違いに注意する必要があります。排水方式を変えたい場合や、操作部が一体化している場合は工事が大掛かりになる可能性もあります。  

蛇口の寿命目安は、内部パーツが4~5年、蛇口本体が10年以上、洗面台本体が15~20年です。水漏れの位置と使用年数を照らし合わせ、パーツ交換で済むのか、蛇口本体や洗面台全体の交換が必要なのか判断します。洗面ボウルのヒビやキャビネット内部のカビが進行している場合は、本体交換を検討します。  

DIY交換は、接続不良による水漏れ・漏水事故、途中での作業断念、工具や部材の無駄買いなどのリスクがあります。特に電源を使用するタッチレス水栓などは電気工事士の資格が必要で、無資格施工は法律違反です。不安がある場合や条件が複雑な場合は、最初から専門業者に依頼したほうが、安全かつ結果的にコスト面でも合理的です。

よくある質問

洗面台の蛇口を交換する前に、まず何を確認すればいいですか?
蛇口の取付穴の種類(ワンホールかツーホールか)と、排水方式(ポップアップ・ワンプッシュ・ゴム栓)を確認します。あわせて、海外製やアンティーク製の蛇口は規格や穴サイズが日本の標準と異なることがあるため、事前の確認が重要です。
蛇口や洗面台の寿命はどのくらいが目安ですか?
蛇口の内部パーツは4~5年、蛇口本体は10年以上、洗面台本体は15~20年が寿命の目安です。この年数を超えて不具合が出ている場合は、交換を検討するタイミングと考えられます。
水漏れが起きた場合、パーツ交換だけで済むのか、どのように判断すればよいですか?
水漏れ箇所と使用年数が判断材料になります。比較的新しく、特定の部位からの水漏れであればパーツ交換で対応できる可能性が高く、使用年数が長く複数箇所に不具合がある場合は、蛇口本体や洗面台全体の交換を検討します。
DIYで蛇口交換をする場合、どのようなリスクがありますか?
作業不備による水漏れ・漏水事故、作業途中での断念、不要な工具や部材の購入、さらには電源の関わる蛇口の場合は電気工事の法令違反といったリスクがあります。結果的に余計な時間や費用がかかることも多いです。
業者に蛇口交換を依頼したほうがよいのはどんなケースですか?
電源が関わる蛇口を扱う場合や、作業に不安がある場合、配管や排水方式の相性に自信がない場合は、最初から専門業者に依頼するほうが安全で、トータルのコストや手間の面でも得策です。
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