【2選】浴室の頑固な黒カビの落とし方!黒カビを発生させない対策と原因を紹介

浴室掃除のなかでも、非常に手間のかかるのが黒カビです。黒カビは、増殖が進んだり放置されたりすると、完全に落とすのが難しいほど頑固な汚れの一つです。

「黒カビをどうにかしたい」「黒カビで汚れて困っている」といった悩みを抱える方も多いでしょう。

本記事では、そんな悩みを持つ方々のために「黒カビの発生原因」から「黒カビを落とす方法」や「黒カビを防ぐための対策」までを解説いたします。

黒カビを除去し、今後の発生を防ぐための手引きとして、この記事をぜひ参考にしてください。

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黒カビとは

まずはじめに、「黒カビ」について説明いたします。黒カビについてご存知な方は、先へお進みください。

黒カビは、お風呂や壁紙、窓や洗面所など、家のさまざまな場所に発生するカビの一種です。きのこや酵母と同じ真菌類に属し、主に「菌糸」と「胞子」の2つから成り立っています。普段は部屋の空気中に飛散しており、あらゆるものに付着して増殖していきます。

黒カビは、赤カビや白カビとは異なり、素材の内部にまで根を張って侵入する性質があります。そのため黒カビを表面的に取り除いたとしても、根が残っていると再発しやすくなります。

黒カビが発生する原因

ここでは、黒カビが発生する原因について解説いたします。

黒カビは、「温度」「湿度」「汚れ」の条件が揃うことで発生しやすくなります。黒カビが発生する具体的な条件は、下記の通りです。
・温度が20〜30℃の範囲内であること
・湿度が70%以上であること
・皮脂や石鹸カスなどの栄養源が豊富にあること
・酵素が存在すること

湿度については、一般的に60%を超えると黒カビの活動が始まり、70%以上の状況が続くと2〜3ヶ月ほどでカビが発生することがあります。

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2種類の黒カビの落とし方

ここからは、黒カビの落とし方について、2種類の方法をお伝えします。 

基本の落とし方

黒カビを落とすための基本的な手順を説明いたします。黒カビの量が少ない場合に、効果的な方法です。

[用意するもの]
・カビ取り用の洗剤
・ゴム手袋
・マスク
・スポンジ
・歯ブラシ

※注意:カビ取り用の洗剤は強力な薬品ですので、使用時には肌を保護するためにゴム手袋とマスクを着用しましょう。

[掃除手順]
1.全体に水をかける
2.黒カビが発生している箇所や気になる部分に洗剤をかける
3.洗剤と黒カビを1時間ほど放置してなじませる
4.洗い流す
5.水気を拭き取る

洗剤と黒カビをなじませた後に歯ブラシで擦ると落ちやすくなります。洗剤を洗い流す際は、まず熱いお湯で流した後、冷水をかけることで温度を下げ、黒カビの再発を抑えることができます。

塩素系のカビ取り洗剤を使う落とし方

黒カビがひどい場合の、塩素系のカビ取り洗剤を使った落とし方を説明いたします。

[用意するもの]
・塩素系のカビ取り洗剤
・ゴム手袋
・マスク
・スポンジ
・歯ブラシ
・キッチンペーパー
・ラップ

※用意するものは「基本の落とし方」と同じですが、頑固な黒カビを落とすために、塩素系のカビ取り洗剤、キッチンペーパー、ラップを追加で用意します。

[掃除手順]
1.完全に乾燥させる
2.黒カビがひどい箇所に塩素系のカビ取り洗剤を塗る
3.上からキッチンペーパーを貼り、その上からラップをかぶせる
4.5〜6時間ほど放置する(時間がない場合は1時間程度でも効果があります)
5.カビ取り洗剤を洗い流す
6.水気を拭き取る

※注意:塩素系のカビ取り洗剤は刺激が強いため、ゴム手袋を着用し、マスクで口と鼻を覆い、肌を露出しないように長袖と長ズボンを着用しましょう。

この方法は、塩素系のカビ取り洗剤を使って頑固な黒カビを浸け置きして落とす手法です。時間がない場合でも効果的ですが、時間があれば長時間浸け置きすることをおすすめします。

黒カビを発生させないための対策

最後に、黒カビを発生させないために簡単にできる対策を、3つご紹介いたします。

使用後に熱湯と冷水をかける

黒カビが発生する可能性がある場所には、まず50℃以上のお湯をかけることをおすすめします。黒カビは熱に非常に弱いため、50℃以上のお湯をかけることで死滅すると言われています。その後、冷水をかけることで温度を下げ、黒カビの繁殖を抑制できます。

浴室の使用後に水気を拭き取る

お風呂を使用した後や掃除をした後は、床や壁・タイルの溝など、あらゆる箇所に水滴が残っています。そのため、乾いた雑巾を用意して、お風呂全体を丹念に拭き取りましょう。

毎日のお風呂の後に全体を拭くのは手間がかかるかもしれませんが、2日に1回など、定期的に行うことで清潔さを保つことができます。

換気する

黒カビが発生する原因は、温度が20〜30℃、湿度が70%以上になることです。そのため、換気をして温度と湿度を下げることが重要です。水滴が残っていると湿度が上がってしまいますので、水滴をある程度拭き取った後に換気をすると、黒カビの発生を防ぐ効果があります。窓やドアを開けたり、換気扇を回したりすると効果的です。

黒カビ落とし方まとめ

本記事では、黒カビに関する情報をまとめてお伝えしました。

黒カビが発生する原因は、20〜30℃の温度、70%以上の高い湿度、皮脂や石鹸カスなどです。

使用後は水気をしっかり拭き取り、十分に換気して乾燥させることが、黒カビを発生させないために重要です。また、黒カビを落とす際には、塩素系のカビ取り剤を使用することが効果的ですが、その際には肌への刺激を避けるために、ゴム手袋やマスクを着用するなどの工夫が必要です。これらの対策を講じることで、黒カビの発生を防ぐことができます。

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