洗濯機の蛇口(水栓)トラブルを防止する方法|水漏れの対応や蛇口交換・部品交換の流れとリスク
洗濯機の蛇口を開けたまま放置すると、水漏れなどのトラブルに発展する可能性があります。少し手間はかかるものの、洗濯機の蛇口は必ず閉めておくのが重要です。
本記事では、洗濯水栓を止水する重要性や水漏れが発生したときの対処法などを解説します。万が一に備えて、水漏れ時にやるべきことを把握しておきたい方は参考にしてみてください。
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洗濯機蛇口の交換手順

洗濯機の蛇口交換は、正しい手順を守ればご家庭でも比較的簡単に行えます。以下に、洗濯機蛇口を自分で交換する際の基本的な流れをまとめました。
洗濯機蛇口の交換手順
- 作業前の準備
交換作業を始める前に、洗濯機周辺のスペースを確保し、床が濡れたり傷ついたりしないようタオルや養生シートを敷いておきます。必要な工具(モンキーレンチやウォーターポンププライヤー、シールテープ、歯ブラシなど)も手元に用意しましょう。 - 水道の元栓を閉める
必ず水道の元栓を閉めてから作業を始めます。元栓は戸建ての場合は屋外の水道メーターボックス内、マンションの場合は玄関脇のパイプスペース内などにあります。元栓を時計回り(右回し)でしっかり閉めてください。 - 古い蛇口を取り外す
まず洗濯機の給水ホースを蛇口から外します。次に、蛇口本体を反時計回り(左回し)に回して外します。固くて回らない場合は、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーを使うと外しやすくなります。取り外した際に水が出てくることがあるので、タオルなどで受け止めてください。 - 配管や接続部を掃除する
蛇口を外した後、配管のネジ山や周辺に古いシールテープや汚れが残っていないか確認します。歯ブラシなどを使ってきれいに掃除しておくと、水漏れ防止に役立ちます。 - 新しい蛇口の取り付け準備
新しい蛇口の接続ネジ部分にシールテープを巻きます。ネジ山の2山目から時計回りに5〜10回ほど、均等に巻き付けてください。巻き終えたら指で軽く押さえてなじませます。 - 新しい蛇口を取り付ける
シールテープを巻いた新しい蛇口を、配管に時計回り(右回し)でしっかり取り付けます。取り付け位置を調整しながら、必要に応じて工具で締め付けて固定してください。締め過ぎや逆回転はシールテープが剥がれる原因になるので注意しましょう。 - 給水ホースを接続する
蛇口の取り付けが完了したら、洗濯機の給水ホースを蛇口にしっかりと接続します。ロックレバーなどがある場合は、確実に固定されているか確認してください。 - 水道の元栓を開けて水漏れチェック
最後に水道の元栓を開けて、水漏れがないか各接続部を確認します。もし水漏れが見られる場合は、一旦元栓を閉めてシールテープの巻き直しや締め直しを行ってください。
洗濯機蛇口の種類と選び方

洗濯機蛇口にはさまざまな種類や機能があり、ご自宅の設置状況や安全性、使い勝手によって最適なものを選ぶことが大切です。ここでは主な蛇口タイプの特徴や選び方のポイントを解説します。
単水栓と混合水栓
- 単水栓
水またはお湯のどちらか一方のみを出すタイプ。洗濯機用としては最も一般的です。配管が1本だけの場合はこちらを選びます。 - 混合水栓
水とお湯の2本の配管があり、1つの蛇口から両方を混ぜて出せるタイプ。お湯で洗濯したい場合や、既存が混合水栓の場合は同じタイプを選びましょう。
万能ホーム水栓
古い住宅などで見られるタイプで、吐水口が回転するのが特徴です。直接洗濯機と接続できない場合は、専用のアダプター(ニップル)を取り付ける必要があります。
ワンタッチ水栓
給水ホースをワンタッチで簡単に取り付けできるタイプ。ビスやアタッチメントが不要で、着脱がしやすいためDIY初心者にもおすすめです。
緊急止水付水栓
ホースが外れた際に自動で水を止める緊急止水弁がついたタイプ。地震や衝撃による水漏れリスクを大幅に軽減できるため、集合住宅や小さなお子様がいるご家庭にも人気です。
洗濯水栓のトラブルを防止するための方法

洗濯水栓からの水漏れは、大きなトラブルに発展する可能性があるため、対処よりも予防方法について把握しておくのが大切です。特にアパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる方は、高額な損害賠償を請求される場合があるため十分に注意することが必要です。
洗濯機の蛇口は毎回閉める
まず洗濯水栓のトラブルを防ぐために、洗濯機の蛇口は必ず閉めましょう。キッチンや洗面所などの蛇口と同じく、使用するときに蛇口を開けて使用後は蛇口を閉めるのが重要です。
常に洗濯機の蛇口を開けた状態にすると、水圧で破損が起こる可能性があります。さらに、洗濯水栓が劣化しやすくなる点も事前に把握することが大切です。
水漏れセンサーを設置
水漏れセンサーとは、漏水を検知した際に通報するセンサーのことです。水漏れセンサーを設置することで早期発見に繋がりやすく、被害を抑えられるのがメリットです。
なかには、Wi-Fiに接続することで漏水を通知してくれる製品も展開されています。仕事などで外出する頻度が多い方におすすめです。なお、漏水の検知はできるものの、水漏れ処理は行えないので注意が必要です。
緊急止水弁つきの水栓を設置
洗濯水栓のトラブルを予防するには、緊急止水弁つきの水栓を設置することも検討してみてください。
緊急止水弁つきの水栓は、通水中にホースが外れてしまった場合、自動で水を止める製品のことです。緊急止水弁が水圧によって出口を塞ぐ仕組みを採用しています。ホースが外れても漏水が発生するリスクを軽減できるのがメリットです。
洗濯水栓を止水する重要ポイント

洗濯水栓を止水する重要性について解説します。漏水のリスクを軽減するためにもしっかりと抑えておきましょう。
水圧での破損が起きにくくなる
洗濯水栓を止水することで、水圧が原因による破損リスクを軽減できるのがポイントです。洗濯水栓を常に開けた状態にすると、圧力がかかり続けるため、劣化が起こりやすくなります。
しかし、使用しないときは洗濯水栓を止水することにより、常に水圧がかかるのを予防できるのがメリットです。こまめに止水していても破損するリスクを回避することはできないので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
ジョイント部分の故障が起きにくくなる
ジョイント部分の故障が起きにくくなるのも洗濯水栓を止水するメリットです。洗濯水栓のジョイント部分には、給水ホースやパッキンなどの部品が使用されています。
給水ホースはプラスチック、パッキンにはゴムといった素材が採用されており、常に水圧がかかり続けていると故障や破損する可能性があります。
特にパッキンは内部にあるため、圧力がかかると劣化しやすいのが注意点です。洗濯水栓本体のほか、ジョイント部分にある部材にも配慮しましょう。
水栓が閉まらなくなる
洗濯水栓を常に開けた状態にすると、水栓が閉まらなくなる可能性があります。パッキンが固くなっていたり、水に含まれるミネラルが頑固な水垢となって動きを妨げていたりするのが主な原因です。
無理に水栓を閉めると故障や破損などのリスクがあるため、閉まりにくさを感じたらすぐに作業を中断しましょう。自分でパッキンなどを交換するか、専門業者に工事を依頼するのがおすすめです。
地震が起きた際に被害に合ってしまう
地震が発生したときに、給水ホースが外れるといった被害に合う場合も考えられます。洗濯水栓が開いた状態で給水ホースが外れると、水が噴き出して床や壁などが水浸しになります。
また、アパートやマンションといった集合住宅であれば、ほかの部屋に浸水するリスクもあるので注意が必要です。被害によっては損害賠償を請求されて高額な賠償金を支払う恐れもあります。予期せぬ地震に備えて、洗濯機を使用しないときは水栓を閉めるように心掛けるのが大切です。
【万が一】洗濯水栓で水漏れが起きてしまったら行う作業

しっかりとトラブル対策を行っても、水漏れが発生する場合もあります。万が一、洗濯水栓で水漏れが起きてしまったら、以下の手順に従って対応してみてください。
蛇口を閉める
洗濯水栓で水漏れが発生したら、早急に蛇口を閉めます。水漏れの原因を調べることも大切ですが、被害をなるべく抑えるためにも蛇口を閉める作業が最優先です。蛇口を閉めて水漏れが止まったことを確認してから、原因を調査したり水を拭き取ったりしましょう。
一方で蛇口を閉めても水漏れが続く場合は、すぐに専門業者に相談するといった対応が必要になります。専門業者に対応を依頼したうえで、到着するまでの間に被害を抑える作業を行うのがポイントです。
電源を抜く
蛇口を閉めて水漏れが止まったら、次に電源コードを抜きます。電源コードがコンセントに繋がっている状態で水漏れ箇所に触れると、感電するリスクがあります。そのため、蛇口を閉めたら、なるべく水に触れるのを避けながら電源コードを抜くのが重要です。
抜いた電源コードにビニール袋を被せたり、フックなどに引っ掛けたりしておくとコードの先端が濡れるのを防げます。
水を拭き取る
蛇口を閉めて電源コードを抜いたら、床や壁の水を拭き取ります。床に水が溜まっている場合は、バケツなどの容器を使って水の量を減らすことを最優先に作業を行います。
一方で水が床に飛び散っている程度であれば、壁や天井などの高い場所から拭き取り作業を進めるのがおすすめです。ただし、床が滑りやすい素材の場合は、転倒のリスクがあるため、床の水漏れ処理を優先しましょう。
洗濯水栓の修理をする
最後に洗濯水栓の修理をします。まず水漏れの原因を特定し、必要な部品や道具などを揃えてから修理に取り掛かるのがおすすめです。ナットの緩みが原因ならモンキーレンチで締めるだけで水漏れを修理できます。
また、ホースやパッキンの破損であれば、新しいパーツに交換する必要があります。部分的な材料は、ホームセンターなどで手軽に購入できるのがメリットです。ただし、蛇口本体の劣化や破損は修理の難易度が高いので、専門の水道業者に依頼することをおすすめします。
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部品のみの交換や修理で対応できるケース

洗濯機の蛇口で発生するトラブルの中には、蛇口本体を丸ごと交換しなくても「部品のみの交換」や簡単な修理で十分対応できる場合があります。ここでは、部品交換や部分修理で解決できるケースや、その具体的な方法について解説します。
部品交換だけで対応できる主なケース
洗濯機蛇口の水漏れや不具合の多くは、パッキンやコマ、先端のニップルなどの部品が劣化・破損したことが原因です。以下のような場合は、部品のみの交換で修理が可能です。
- 蛇口の先端や接続部分から水が漏れている(パッキンやコマの劣化)
- ホースの接続部が緩んでいる、または水漏れしている(ニップルやアダプターの劣化)
- ハンドル部分の動きが悪い、固くて回らない(内部部品の摩耗)
パッキンやコマの劣化による水漏れは、これらの部品を新品に交換するだけで直るケースが多いです。また、蛇口の先端に取り付けるニップルやアダプターなども、ホームセンターで手軽に購入でき、交換も比較的簡単です。
自分で蛇口を交換する際の注意点とリスク

洗濯機の蛇口の交換や部品の交換自体は、器用な方であれば難しいことではありません。ですが、洗濯機の蛇口交換にあたっていくつか注意したいことや、忘れがちなリスクがあります。
賃貸物件での蛇口交換における注意点
賃貸物件にお住まいの場合、洗濯機の蛇口は建物の所有者(大家さんや管理会社)の財産にあたります。そのため、自己判断で蛇口を交換すると契約違反や原状回復義務、費用負担などのトラブルにつながる恐れがあります。
蛇口の交換を検討する際は、必ず事前に管理会社や大家さんへ相談し、許可を得てから作業を行いましょう。契約内容によっては交換自体が禁止されていたり、退去時に元の状態に戻す必要がある場合もあります。また、破損が入居前からあった場合や通常使用による劣化であれば、修繕費用を大家さん側が負担してくれるケースもあります。トラブル回避のためにも、必ず連絡・相談を行うことが大切です。
DIY交換時のリスクと自己判断の重要性
洗濯機の蛇口交換は比較的シンプルな作業ですが、現場の状況や経験によっては思わぬトラブルが発生することがあります。特に注意したいのは、古い配管や腐食が進んだ蛇口の場合、無理に回すと、配管の供回り(壁内の配管ごと回ってしまう現象)が起こるリスクです。
この状態になると、壁の中で配管が外れてしまい大規模な修理が必要になる場合もあります。
また、蛇口が固着して外れない、元に戻せなくなった場合は、無理をせず専門業者に依頼してください。DIY作業は原則自己責任となります。作業に不安がある場合や、現場の状況が分からない場合は、無理をせずプロに依頼するのが安全です。
資格・作業範囲の確認
洗濯機の蛇口交換作業自体は、一般家庭の給排水工事に該当するため、特別な資格は不要です。ただし、電源を必要とするタッチレス水栓や電気工事を伴う製品の場合は、第2種電気工事士などの資格が必要となります。
特殊な機能付き蛇口を取り付ける場合は、必ず必要な資格や条件を事前に確認しましょう。
メーカーの説明書と現場状況の事前確認
蛇口の取り付け方法や必要な部品は、メーカーや製品ごとに異なる場合があります。誤った手順で作業を行うと、水漏れや取り付け不良の原因となるため、必ず事前にメーカーの説明書や施工マニュアルをよく確認してください。
また、設置場所のスペースや配管の状態、必要な工具が揃っているかも事前に確認しましょう。
洗濯機の蛇口交換の流れ|まとめ
洗濯機の蛇口は、使うたびに必ず閉めることが重要です。開けっぱなしにすると水圧で本体やジョイント部、パッキンなどが劣化・破損しやすくなり、水漏れや水栓が閉まらなくなるトラブルを招きます。地震時にホースが外れた場合の大量漏水リスクも高まるため、特に集合住宅では注意が必要です。
予防策としては、毎回の止水に加え、水漏れセンサーや緊急止水弁つき水栓の設置が有効です。漏水を早期発見しやすくなり、ホースが外れても自動で水が止まるため、被害を最小限に抑えやすくなります。
水漏れが起きた場合は、まず蛇口を閉め、次に電源コードを抜き、安全を確保してから水を拭き取ります。その後、ナットの締め直しやホース・パッキン交換などを行い、原因が分からない、または本体劣化が疑われる場合は、無理をせず専門業者に修理や交換を依頼するのがおすすめです。

