ホームセンターに水道の蛇口交換を依頼すべきか?依頼する際の6つの注意点と料金相場・業者選びのポイントを解説
蛇口交換は正しく行わないと余計な費用やトラブルを招く可能性があります。
本記事では、蛇口交換を業者に依頼する際に知っておくべきポイントを解説いたします。
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ホームセンターに水道の蛇口交換を依頼すべきか?
蛇口の交換は、無駄な費用をかけずに交換したいと思う方も多いのではないでしょうか。
ホームセンターでの蛇口交換は、必ずしも費用が安いわけではありません。ついつい「ホームセンターに行ったついでに依頼しよう」と考えることもあるかもしれませんが、最終的に費用が高くついてしまうこともあります。
またDIYで蛇口交換を試みれば、一部の場合は費用を節約できるかもしれません。ですが、破損のリスクがつきものです。
思わぬトラブルに見舞われる可能性もありますので、DIYには慎重に取り組む必要があります。失敗や余計な費用を避けるためには、複数の専門業者に相見積もりを依頼することがおすすめといえます。
2、3社の見積もりを比較し検討することで、最適な業者を選ぶことができます。見積金額や作業内容をよく確認した上で、自分で修理できるかどうかを判断することも重要です。
関連記事:ご家庭内での蛇口トラブルに関しては是非弊社『蛇口専門チーム』にお任せ
水道の蛇口交換を依頼する際の6つの注意点
水道の蛇口交換を業者に依頼する際には、6つのポイントに注意することが重要です。それぞれのポイントを押さえておかないと、蛇口の設置がうまくいかないだけでなく、予想外の費用が発生したり、トラブルが生じたりする可能性があります。
それぞれのポイントを丁寧に説明していきますので、参考にしてください。
水栓タイプを確認する
水栓にはさまざまなタイプがあります。単水栓や混合水栓・ワンハンドルやツーハンドル・サーモスタット、さらにはワンホールやツーホールなどがあります。
それぞれのタイプについて簡単に説明します。
・単水栓:吐水口から水またはお湯を出す水栓です
・混合水栓:水とお湯を混合して出す水栓です
・分岐水栓:食器洗い機や整水器などに接続する水栓です
・シングルレバー:1つのレバーで水やお湯の出る量や温度を調節します
・ツーハンドル:水とお湯のハンドルを別々にひねって温度を調節します
・サーモスタット:温度調節ハンドルの目盛りを合わせると好みの温度でお湯を出すことができます
また、取り付ける穴の数によっても分類されます。
・ワンホール:取り付ける穴が1つの水栓です
・ツーホール:取り付ける穴が2つの水栓です
水栓の取り付けには、間違ったタイプやサイズの水栓を選んでしまわないように注意しましょう。設置前に現在の水栓のタイプや穴の数、サイズを確認する必要があります。
関連記事:洗面台の蛇口交換で注意すべきポイントまとめ|蛇口タイプや種類・交換の方法流れについて解説
追加費用の有無を確認する
ホームセンターでの蛇口交換の作業費が安いと感じて、そのまま修理を依頼する場合、金額には注意が必要です。
ホームセンターに支払う費用とは別に、修理業者に追加で支払いが発生する可能性があります。蛇口の状況によって、業者の修理に標準工事外の作業が必要になる場合もあります。
これはホームセンターに限らず、水道業者に依頼する場合も同様です。
蛇口交換の作業費の相場は、一般的に6,800円からです。もし提示された金額が相場から大きくかけ離れて安価な場合は、追加料金の有無を事前によく確認することがポイントです。
関連記事:洗濯機の蛇口(水栓)トラブルを防止する方法|水漏れの対応や蛇口交換の流れについて解説
関連記事:キッチン蛇口を交換する方法やポイント・注意点を解説
賃貸の場合、貸主に相談が必要になる
蛇口の水漏れや不調は、すぐに修理したいと思うかもしれませんが、賃貸住宅に住んでいる場合は、DIYでの蛇口交換が許可されていないことがあります。
賃貸住宅では、蛇口を含む設備は貸主の所有物です。そのため、貸主に断りなく蛇口を交換すると、後でトラブルに発展する可能性があります。
一般的な賃貸契約では、退去時には設備を入居前の状態に戻すことが求められます。自分で蛇口交換を行っても、退去時には古い蛇口を元に戻す必要があります。
賃貸住宅で蛇口交換を考える場合は、契約内容を確認の上、管理会社や大家さんと相談し、適切な手続きを踏むことを忘れてはいけません。
関連記事:【種類別】蛇口をピカピカにする掃除方法を汚れの種類別で解説
工具・部品の準備が必要になる
蛇口交換には、新しい蛇口だけでなく、適切な工具が必要です。
例えば、モンキーレンチや六角レンチ・ドライバー・ナット締め付け工具・シールテープ、そしてタオルや雑巾です。
DIY経験がある人であれば、これらの工具を持っているかもしれませんが、蛇口の種類や状況によっては、専門的な工具が必要になることもあります。
蛇口の修理には、適切な部品も必要です。パッキンなど一般的な部品は数百円から購入できますが、特殊な部品が必要な場合は取り寄せに時間がかかることもあります。
間違った部品を購入してしまった場合、修理に使えず無駄な出費になってしまうこともあります。また工具で部品に傷をつけてしまった場合、返品は難しくなります。
工具や部品を選ぶ際は、慎重に検討することが重要です。
大がかりな工事が必要になる可能性がある
蛇口から水漏れが発生している場合、単に水の出る部分だけを交換しても問題が解決しないことがあります。
水漏れの原因は、必ずしも見える場所とは限りません。場合によっては、配管との接続部分に問題がある可能性も考えられます。
壁の中や配管の中に問題がある場合、大がかりな工事が必要になることも。
このような場合、DIYで対処するのは難しいでしょう。配管の交換や修理など専門的な知識と経験が必要な作業であるため、プロの手を借りることが賢明といえます。
関連記事:自分で蛇口交換(DIY)の際に注意すべきポイントまとめ|キッチン(台所)の蛇口種類と交換方法を解説
失敗するリスクがある
「自分で直せる」と思っていた蛇口修理も、途中で作業が難しく感じることがあります。
作業中に「この部品の接続は正しいのかな」「工具の使い方はこれでいいのかな」といった疑問が浮かび上がることがあります。
このような状況で作業を進めると、失敗して現状よりも悪化してしまうことがあります。マンションの場合、手を加えることで水漏れが悪化し、下の階に被害を及ぼす可能性もあります。
また蛇口や部品は見た目に重厚感がありますが、実際は破損しやすいものです。
特に老朽化した配管は壊れやすいため、修理には慎重な力の加減が必要です。蛇口や部品だけでなく配管まで破損してしまうと、修理費用がかさんでしまいます。
蛇口交換の作業中に不安を感じた場合は、プロの業者に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスや技術を借りることで、失敗を防ぎ、安心して修理を行うことが可能です。
関連記事:蛇口の水漏れをしないための方法|水漏れの原因と応急処置や修理が必要なケース例について解説
【費用まとめ】蛇口本体の種類と価格相場・交換費用を解説
蛇口の種類と価格相場について解説します。蛇口交換の費用は、新しい蛇口の価格によって大きく変わることがあります。
蛇口にはさまざまな種類があり、価格も幅広く異なります。蛇口の種類や特徴を考慮しながら、適切な蛇口を選ぶことが大切です。
一般的な家庭で使用される主な蛇口は、「単水栓」「シングルレバー混合水栓」「ツーハンドル混合水栓」「サーモスタット混合水栓」の4種類です。
まずは、自宅で使用されている蛇口が「単水栓」と「混合水栓」のどちらなのかを確認しましょう。単水栓は1つの吐水口から水またはお湯が出るタイプの蛇口、混合水栓は1つの吐水口から水とお湯の両方が出るタイプの蛇口です。
ここでは、蛇口交換の費用相場の一例をご紹介します。
(※こちらは目安であり、実際の価格は地域や店舗によって異なります)
・単水栓:1,000円~5,000円(蛇口の価格相場)/約10,000円(交換作業費の相場)
・シングルレバー混合水栓:7,000円~30,000円(蛇口の価格相場)/約12,000円(交換作業費の相場)
・ツーハンドル混合水栓:壁付きタイプ4,000円~22,000円、台付きタイプ12,000円~66,000円(蛇口の価格相場)/約16,500円(交換作業費の相場)
・サーモスタット混合水栓:11,000円~40,000円(蛇口の価格相場)/約12,000円(交換作業費の相場)
蛇口交換作業に不安を感じる場合は、プロの助けを借りることも検討しましょう。経験豊富な専門家による作業は、安心して蛇口交換を行うためのよい選択肢のひとつです。
蛇口交換を頼む業者の選び方
蛇口交換を業者に依頼する際のポイントについて解説いたします。
安易に依頼先を決めず、複数の業者を比較検討し、信頼できる優良業者を見極めることが大切です。価格だけでなくサービスや信頼性も考慮して、最良の選択をしましょう。
説明が丁寧でアドバイスがあるか
料金や工事の内容、期間などの説明が丁寧な業者を選ぶことは重要です。
このような業者は、予算に合わせて適切な料金プランをアドバイスしてくれたり、依頼者の視点でトラブルに向き合い迅速に解決へと導いてくれたりする可能性が高いです。
見積もりをお願いする際のオペレーターや担当者の対応・作業に当たるスタッフの説明や接客態度を確認し、実際の依頼先を選ぶ際の判断材料にします。
見積もりを出してもらった後でも、不安要素が少しでも残る業者は避けることが無難です。
施工実績と口コミの豊富さや評価を確認
業者を選ぶ際には、施工実績と口コミの豊富さや評価を確認することも大切です。
一般的に、業者の知識や技術のレベルは実績の数に比例します。施工実績が豊富な業者は、様々な問題に迅速かつ適切に対処する経験がありますので、依頼者は安心して作業を任せることができます。
また口コミ数が多く高評価な業者は、多くの利用者に支持されている可能性が高く、満足度の高い作業を期待できます。
事前にネット上の口コミをチェックすることで、信頼性の高い業者を選ぶ参考になります。
見積など納得がいく料金であるか
業者を選ぶ際には、料金システムも重要なポイントで、納得のいく料金で工事を行ってもらえる業者を選ぶことが大切です。
想定外の請求が発生しないように、状況に応じた費用の目安を問い合わせ、見積もりや出張料金がかかるかを確認します。深夜や早朝・土日の対応に割増料金がかかるかどうかも確認します。
業者によっては見積もり後のキャンセルに費用が発生する場合もありますので、キャンセル料の有無も事前に確認しておくと安心です。
料金が適正かどうかは、複数の業者から見積もりを依頼し、それらを比較することで判断できます。相見積もりを行うことで、料金の相場を把握しやすくなります。
指定の水道局指定工事店であるか
適切な水道工事を行える業者は、各自治体の水道局指定工事店に登録されています。
この登録を受けるには、講習会への参加や国家資格である「給水装置工事主任技術者」の在籍など、いくつかの条件を満たす必要があります。水道局指定工事店は、登録の過程を経て、一定水準以上の知識や技術を備えています。
蛇口交換は基本的に水道局指定工事店でなくても可能ですが、確かな自信を持つ水回りの専門家に依頼することで、施工中のトラブルを防ぐことができ、安心感があります。
関連記事:【2024年まとめ】蛇口交換はどこに依頼すべき?事業者別の特徴と料金相場・メリットやデメリットを解説
保証がしっかりしているか
蛇口交換後に問題が発生した場合も、適切な対応を保証してくれる業者を選ぶことが重要です。
特に地元密着の業者はおすすめです。地域密着型であり、水回り関連の作業に特化しています。近隣地域に対応しているため、スタッフが不足することが少なく、緊急時にも迅速に対応してもらえます。
まとめ|依頼先に迷った際は水道局指定業者の蛇口専門チームへ
本記事では、水道の蛇口交換を依頼する際のポイントについて解説いたしました。
蛇口交換を頼む業者の選び方についても記載しましたが、それでも依頼先に迷った際には、水道局指定業者の蛇口専門チームに相談することをおすすめします。
蛇口専門チームは、専門的な知識と経験を持つスタッフが常駐しており、さまざまな水道トラブルに対応しています。
迅速かつ効率的に問題を解決し、安心して生活を送るためのサポートを提供しています。